公開講演会「大乱歩の脳内に分け入る:『乱歩殺人事件——「悪霊」ふたたび』はこうして書かれた」
INFORMATION
1933年、江戸川乱歩が久々の本格推理小説として雑誌「新青年」に連載を開始した「悪霊」は、第3回目まで掲載され注目を集めたものの、その後は思うように筆が運ばず休載が続き、結局「作者としての無力を告白」し中断となった。多くの謎が解かれないまま未完となった本作を、90年を経た今年、芦辺拓氏が『乱歩殺人事件——「悪霊」ふたたび』(2024年 KADOKAWA)として完結させた。本講演会では、乱歩が投げかけた謎にどのように向き合い、物語として再構築していったのか、その創作の背景について語っていただく。
講師
推理小説作家
芦辺 拓(あしべ たく) 氏
1958年、大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。1990年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2022年、『大鞠家殺人事件』で第75回日本推理作家協会賞および第22回本格ミステリ大賞を受賞。乱歩を題材とした作品として、他に「講談・江戸川乱歩一代記」がある。
詳細情報
名称
公開講演会「大乱歩の脳内に分け入る:『乱歩殺人事件——「悪霊」ふたたび』はこうして書かれた」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料