異文化コミュニケーション学部の教員・卒業生・大学生による座談会その3

異文化コミュニケーション学部

2014/01/06

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

異文化コミュニケーション学部の卒業生、在学生、教員がその魅力について語りました。

5年後に向けて

皆さんの将来の夢・目標は何ですか?

(大学生)
まだ就職活動中なので、将来の夢というよりは、まずは就職して、社会の一員として誰かの役に立ちたいということが目標です。あとは幸せな家庭を持って、この人生で良かったなと思える自分でいたいと思っています。

(卒業生)
僕は周囲の人からもっと信頼されるような人になりたいです。具体的にキャリアをどうするかということではなく、人として信頼されて、常に堂々といたいです。
また、最近考え始めているのが、もっと「魂を削るような何かをしたい」ということです。そういう熱くなれる仕事があればやってみたいなと思っています。

(先生)
私の研究での目標は、ディスレクシアの補助技術を利用した教材を完成させたいということですね。学部としては、もう少し学生が自分の道を探していきやすいようなナビゲーションを学部の中に設けたり、いろいろな国からの留学生の数をもっと増やしたいと思っています。学部内をそれこそ異文化交流の場にして、日常的に英語でのコミュニケーションができるようにしたいです。

高校生へのアドバイス

進路選択に関して、高校生に何かアドバイスをいただけますか?

(大学生)
大学を選ぶことは人生の中でも大きな選択だと思います。雑誌などを通してたくさんの情報を入手できますから、例えば経済学部ならその中でも、ここを勉強したいなという目標意識を持つと、受験勉強のモチベーションが高く保てるのかなと思います。こういう興味があるから、この学部に行きたいという気持ちが自分の中にしっかりあればいいのではと思います。

異文化コミュニケーション学部を目指す学生のために、言葉が好きになる本がありましたら紹介してください。

(先生)
うちの学部に来る学生には、やはり外国語や外国文化、そして母国語の日本語でもいいのですが、言葉を好きであってほしいと思います。
本に関しては、例えば異文化コミュニケーション学部に興味を持ってくださるような学生さんでしたら、「異文化コミュニケーション」「言葉、コミュニケーション」というキーワードで検索してみるという方法があります。そういう風に見つけて、とにかく高校時代は多読してみてはいかがでしょうか。

(卒業生)
僕は名言が豊富な『星の王子さま』がおすすめです。これを英語で読んでみるというのは、言葉に興味を持つ良い機会になると思いますね。
例えば、まず日本語で読んで「ああ、この言葉いいな」と思った箇所に線を引きます。そしてそれを英語で読んでみると、特に強調されていない。それが逆でも起こるんです。英語でこんな表現を使ってこんなシステマティックに言うのかと思った言葉が、日本語ではさらっと書いてある。好きな本を翻訳で読んでみるというのは、すごく面白いと思います。

(先生)
それはいいかもしれないですね。対称言語学、翻訳、異文化コミュニケーションとうちの学部の学びが全部入っています。

最後に学部学科の素晴らしいところを教えてください。

(大学生)
この学部は学生数が少ないので学生同士の距離が近いです。学部内の多くの人と顔見知りや知り合いになれます。異文化コミュニケーション学部の一員としてみんなとつながっているんだという思いを持って、楽しく学べる場所であると思います。

(先生)
学生と先生の距離もとても近いです。よく私が学生に言うのは、大学を卒業した後で大学の先生に話を聞こうと思うと敷居が高くなる。でも今君たちは大学生だから、いろいろな本を書いている先生の所に行って、「先生、ここがわからないのですが」と聞けるんですよと。それはすごく贅沢なことで、大学生に与えられた特権だと思っています。だから、どんどん先生に物事を聞いて、自分を伸ばしていきなさいという話をするんです。この学部はそれを実行しやすい環境ですね。

(卒業生)
やろうと思ったら、いくらでも勉強できるところが好きでした。この学部は科目が豊富で、やる気があればやりたいことをやりたいだけ勉強できる環境があります。

(先生)
あと、うちはすごく温かい大学で、教授からだけでなく職員からも学生はものすごくケアされています。勉強に来ている留学生の中には、立教大学が気に入って、自分の国の大学を辞めてしまう学生もいます。それって結構すごいですよね。
「Z会 TEIDAN ~学問と職業のカンケイを知る~」より
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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