留学経験や語学力ではなく、あえて別の話題で他の留学生と差別化

エンターテインメント系企業内定 蕭 培恩さん

2018/10/11

キャリアの立教

OVERVIEW

エンターテインメント系企業内定の異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科 蕭 培恩さんによる就職活動体験談です。

蕭 培恩さん Siu Pui Yan

志望業界
アミューズメント
エントリー社数・・・・・・15社
説明会参加社数・・・・・・5社
OB ・OG・先輩訪問数・・・1人
面接社数・・・・・・・・・2社

日本の就活スタイルに悩んだ時期も

父が日本で働いていたこともあって、来日しました。また、将来的には海外での活躍も視野に入れていたため、語学留学も考えて立教大学に入学しました。
当初、自分にとって日本での就活は難しいものだと考えていました。それは、これまで日本で暮らしてきた中で、自分にも人にも正直に行動するという性格が、日本の風土に合っていないと感じていたからです。例えば、日本では「本音と建前」を使い分ける場合が多々あります。それは本音をストレートに表現してきた私にとって、ESを作成する時や面接での問答の際、ありのままの自分を見せていいものなのか、それとも飾り立てた言葉や、選考を通過するために受けの良い回答をした方がいいのかという部分で悩みました。結局、素の自分を見せて活動することに決め、特に志望業種は絞らずに、自分がこれまで培ってきた強みを生かせそうな企業を中心に企業研究を始めました。

1つの強みを軸に面接の問答を展開させた

3年生の8月に以前から興味のあった鉄道会社のインターンシップに参加しました。グループディスカッションなどを通して実感したのは、日本の就活生のコミュニケーション能力が高いこと。受け身にならず、積極的に話しかけ、行動を起こす必要性を感じました。
また、ESにはドイツへの留学経験や語学力に関して記述したものの、面接ではこれらのエピソードを自分から話すことはしませんでした。その代わり、自分の強みである「筋トレ」を軸にしたアピールで、他の留学生との差別化を図り、自分ができること、経験してきたことを、質問に対して素直に答えるようにしました。結果的に、筋トレのエピソードから派生した「地道な努力を重ねること」や、「忍耐力」など、自分の性格を面接官に理解してもらえたように思います。

私のお役立ち就活アイテム

香港に住んでいた時から好きだった缶入りのドロップを携行していました。面接前など、緊張する場に入る前に舐めてリラックスしていました。

ここが効いた!私のエントリーシート

エントリーする場合、志望する企業に対して、自分の何を伝えればいいのか。日本と香港とでは面接での考え方が異なるため、そのギャップに悩んだ時期もありますが、最終的に「筋トレ」=「地道な努力」を積み重ねることができるという内容を軸に、忍耐力や精神力など、自分の身体能力や性格について書きました。また、ドイツへの語学留学、観光案内所でのアルバイトの経験から、海外駐在も視野に入れていることも伝えました。
POINT 珍しいエピソードで人事担当の興味を惹く
語学力や異文化対応による強みより、「筋トレ」のエピソードの方が印象に残ると考え、ほぼこのエピソードを軸に就活を展開させ、他の留学生との差別化が図れたと思います。

これで成功!私の必勝自己PR 「筋トレ」での努力が自己成長につながることを伝えた

筋トレは目標を決め、その達成に向けての毎日の地道なトレーニングが欠かせません。苦労を乗りこえることが、自己成長につながるということをアピールしました。

後輩達へのメッセージ 自分の気持ちや考えを自分の言葉で正直に伝える

自分の強みは何か。その強みは他の人と差別化できるか。このことを軸に考えると、他の就活生とは異なった印象を与えることができます。そして大切なことは、自分の気持ちや考えを自分の言葉で正直に伝えること。飾り立てた言葉は、人事担当者や面接官に見抜かれると思います。

※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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