子どもの頃から続けてきた柔道で、自分にできる国際交流を実践する

法学部法学科4年次 庄司 大輝さん

2019/07/16

立教生のキャンパスライフ

OVERVIEW

4歳から柔道を始めた庄司 大輝さんは、大学入学後は柔道を通じた国際交流に取り組んできた。特にネパールへの訪問は4回を数える。庄司さんに活動を続ける思いを聞いた。

ネパールの孤児院の子どもたちと

ネパールを初めて訪れたのはインターカレッジサークル「国際協力学生団体KIVO」の活動がきっかけだったという庄司大輝さん。立教新座高校時代は柔道部に所属、大学ではけがなどから現役選手の道を選ばなかったが、現地の子どもたちとの交流によって、あるアイデアが浮かんだ。
「柔道を通じて自分なりの国際交流ができるのではないかと考えたのです」

以来、カンボジア、タイ、マレーシアなど10カ国を訪問し、現地の施設や学校などで柔道を紹介したり、教えたりしながら各国の青少年たちと交流してきた。
「ネパールには、子どもの頃の柔道着を10着ほど送ったこともあります。また、訪問時に出会った方が日本で経営する会社でインターンシップをさせていただき、同国とのつながりは一層深いものになりました」

ネパールの前首相(写真左)とスポーツ大臣との記念撮影

2018年12月、国際的な柔道大会「NECOSインターナショナル大会」が開かれる際に、庄司さんはこれまでの活動が縁で、招待選手として出場して、金メダルを獲得した。
「大会ではネパール全土や隣国ブータンの柔道家と交流ができました。スポーツ大臣や前首相とお話をさせていただいたり、スポーツ新聞に紹介されたりしたことも貴重な経験です」

そのとき出会った「ブラインド柔道(視覚障害者柔道)」を普及させたいという新たな目標もできた。
「柔道の規範にある『精力善用』『自他共栄』の精神で、自分の力を最大限に生かし、たくさんの子どもたちに助け合う心を育みたい。そのためにはいつかネパールに柔道場を作ってみたいです」

自分も多くの人に助けられ国際交流の旅ができたと、庄司さん。彼らへの感謝の想いを胸に、今後も柔道の普及を続けていくと決めている。

ネパールの孤児院の子どもたちと

立教大学1年次のとき、初のネパール訪問

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