人とのつながりを求めて食品業界へ転身 長期的な視点でキャリアを描く

ネスレ日本株式会社 長澤 明子さん

2022/01/24

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

法学部を卒業しネスレ日本株式会社 広域営業統括部でキーアカウントマネージャーとして仕事をされる長澤 明子さんさんからのメッセージです。

三宅島(東京都伊豆諸島)で、住民の帰島支援ボランティア活動に取り組む(2005年)

身近な「食」から人々の暮らしに貢献したいと考え、ネスレ日本に転職した長澤明子さん。「前職の電子機器メーカーでは海外営業を行っていたのですが、もっと近い距離で顧客の課題解決に深く関わりたいという思いがあり、国内営業を志望しました。ネスレ日本に入社後は、東北エリアで『ネスカフェ』や『キットカット』を担当。仕事を通して出会ったたくさんの人との『つながり』は、私の宝物になっています」

その後、配属された神戸本社ではマーケティングに携わり、「商品開発やお客様に手に取ってもらうための仕組みをつくる面白さも知りました」と振り返る。

立教大学時代は、国際政治学や開発経済学への関心から、国際経済法のゼミを選択。さらに、『f-Campus』※1で他大学の授業を履修したり、学外の講演会に参加したりと、興味の赴くままに「知」を探究し続けた。「学べば学ぶほど、世界が広がる充実感がありました」と当時を振り返る。また、所属していた国際協力サークルでの経験も、人生観に大きな影響を与えたという。

※1 f-Campus:協定を結ぶ東京都内5大学の科目を履修できる単位互換制度。

「インドネシアを訪れた際、貧困の現実に衝撃を受け、そこからボランティア活動など自分にできることを模索するようになりました。『生涯を通して人の役に立ちたい』という気持ちは、私の根幹を成しています」

世界を知りたくて各地を一人旅した立教時代。写真はインドにて

在学中から社会で輝くOB・OGをロールモデルとして、必要なことを逆算してきた長澤さん。いまでも悩んだときは、長期的な視点でキャリアを捉えるように心掛けている。

「現在は育児休業中ですが、復職後は仕事と家庭を両立させ、人の成長に関わるマネージャー職を目指していきたいと考えています。そして、社会問題の解決に貢献する事業にも携わっていきたいです」と話す。最近では、会社での業務とは別に、発達しょうがい児を支援する施設に向けた「プロボノ」※2に参加している。

※2 プロボノ:各分野の専門家が仕事で培ったスキルを生かし、社会貢献に取り組むボランティア活動。

「プロボノ」※2での会議風景。社会人が集まり、プロジェクト形式で問題解決に取り組む

「働くことは、生きることです。学生の皆さんには、どの企業に入るのかではなく、『どんな生き方で何を達成したいのか』を俯瞰して考えてほしいと思います。道は一つではありません。たとえ回り道になっても、すべての経験が必ず成長の糧になるはずです」

プロフィール

PROFILE

長澤 明子さん

ネスレ日本株式会社
広域営業統括部
キーアカウントマネージャー
2008年 法学部国際・比較法学科卒業


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